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八王子市獣医師会

 

                        八王子の動物病院、大門動物病院サイトマップリンク人畜共通感染症

 近年、交通手段の発達に伴って、世界中から様々な動物がペットとして飼われるために、日本にやって来ます。こう言った輸入動物から人への病気の感染の危険性は年々高まっています。
アウトブレイクと言う映画の中で野生の猿から人に致死性の伝染病が感染する話しがありますが、これは全くのフィクションではなく、実際にはエボラ出血熱と言う実際に起こった話をモデルに作られています。航空輸送の発達に伴って、つい、4~5日前まではジャングルにいた動物が、今日は一般家庭でペットとして飼われていると言う事も現実に起こり得る話しなのです。特に野生動物については未知の伝染病を持っている可能性もあり安易に飼育しない方が良いでしょう。また、ペットとして飼われることの多い犬や猫や鳥から人ヘ感染する病気もあるので普段から正しい知識を身につけ病気を予防していく事が必要です。

狂犬病   レプトスピラ  包虫症   回虫症  トキソプラズマ
パスツレラ オウム病    鳥インフルエンザ

犬から人へ感染する病気

1.狂犬病

日本では狂犬病予防法と言う法律が有り飼い犬に対して年1回の狂犬病予防注射が義務づけられています。そのおかげで、昭和32年以降発生は有りませんが、世界的に見ると未だに一部の地域(オーストラリア、イギリス、スエーデン等)を除いて猛威をふるっています。したがって、海外旅行の際にはむやみに犬や野生動物に触れないように注意する必要が有ります。海外では道に倒れていたアライグマに咬まれたりネコや吸血コウモリからの感染も報告されています。

2.レプトスピラ

らせん型の細菌によって引き起こされる病気で野生のネズミによって媒介されます。ネズミは菌を保有していても無症状で尿中に病原菌を排泄し環境を汚染します。
犬では細菌に汚染されたものに触れたり舐めたりする事により感染し、感染すると肝炎、腎炎や出血性敗血症を起こす場合と、無症状で尿中に菌を排泄するキャリアになる場合があります。
犬の混合ワクチンの中にはレプトスピラを予防できるる物もあるので接種しておくと良いでしょう、ただし、ワクチンを接種していても感染する可能性は残るのでドブ川や汚水が流れ込む川の周囲を散歩させたり、他の動物の尿を舐めたりしないように注意する必要があります。
人の感染するケースでは調理場でネズミの尿に汚染されたものに触れたり、家庭菜園で使う腐葉土が汚染されて感染した報告等があります。実際は飼い犬から感染した報告はあまりありませんが、ペットのハムスターからの感染例は報告されています。人での症状はワイル病とよばれる黄疸や出血あるいは硝子体混濁などの後発眼症が眼科領域で問題となります。

3.包虫症

犬やキツネに寄生する条中で大きさが5~6mmと非常に小さく犬に対する病原性はほとんど有りません。しかし、ひとたび、人間に寄生すると悪性腫瘍と同じように根治するのが難しく致命的になる事も有ります。人への感染経路は経口感染で虫卵で汚染された水や食べ物あるいは、感染動物との接触で感染することが有ります。犬の駆虫は比較的簡単なので発生地域では定期的に駆虫薬を飲ませておくと良いでしょう。また、キタキツネが生息する地域に犬を連れていく場合は駆虫薬を投薬しておいた方が良いでしょう。

4.回虫症

犬や猫の回虫が人の体に入ると幼虫のまま体内を移動します。これを幼虫移行症と言います。人への感染は経口感染で、主に幼児が感染しやすく危険です。回虫の卵の殻は非常に強力で体外で非常に長く生存します。回虫卵で汚染された砂場で遊んだり感染犬を触って良く手を洗わないで物を食べたり指をしゃぶったりして感染します。人での症状は眼内型と内蔵型に分かれますが、特に眼科の分野では症状が重く問題となります。予防法としては特に幼犬で虫卵の排泄が多く見られるので、飼育初期に確実に駆虫することが大切です。また動物を触ったらよく手を洗う習慣をつけたり、動物に口を舐めさせたりしない事も必要です。

5.皮膚疾患

人に感染する皮膚疾患としては外部寄生虫(疥癬やノミ)の咬傷やそれに伴う過敏症あるいは皮膚糸状菌症等があります。いずれの病気も動物の治療は比較的容易なので早期に病気を発見することが大事です。人が感染した場合の症状はかゆみや発疹で、抱いて寝たり一番動物との接触が多い人がかかりやすくなります。皮膚科に受診するときに動物を飼っていることを話しておくと診断がスムーズに行われます。

6.細菌性胃腸炎

犬や猫はサルモネラ、キャンピロバクター等、食中毒の原因菌を健康でも保菌している場合があります。これらの菌は人に経口感染すると下痢や吐き気の原因となる事があります。実際には人への感染は汚染された食べ物や水の摂食によることが多いのですが動物に口を舐められたりして直接感染する場合もあります。特に動物が下痢をすると細菌の排泄が多くなるので早期の治療と同時に便で汚染された環境の消毒が重要となります

                                

猫から人ヘ感染する病気

1.トキソプラズマ

猫のコクシジウムの一種で人に感染すると流産や眼疾患の原因となる事が有ります。猫では初感染時にオーシストと言う虫卵を排泄しますがこの卵の抵抗力は非常に強く長く環境を汚染します。人への感染は経口感染が最も多く、感染した豚や羊(豚や羊は無症状)の肉を生焼けの状態で食べて感染します。予防法はなるべく猫は室内で飼い感染を予防することと、下痢をした場合は早めの治療と便で汚染された箇所の熱湯による消毒が有効です。また、豚や羊を調理するときは良く過熱し使用したまな板や包丁は熱湯で消毒しておくと良いでしょう。

2.パスツレラ

細菌の一種ですが90%以上の猫が口の中に保菌しています。
人が猫に咬まれると非常に高い確率で化膿が起きるのでできるだけ早く病院で治療を受けた方が良いでしょう。

3.皮膚疾患

人に感染する動物の皮膚疾患としては外部寄生虫(疥癬やノミ)の咬傷やそれに伴う過敏症あるいは皮膚糸状菌症等があります。いずれの病気も動物の治療は比較的容易なので早期に病気を発見することが大事です。人が感染した場合の症状はかゆみや発疹で、抱いて寝たり一番動物との接触が多い人がかかりやすくなります。皮膚科に受診するときに動物を飼っていることを話しておくと診断がスムーズに行われます。

 

                                

鳥から人へ感染する病気

1.オウム病

クラミジアと言う病原体によって起こる病気で人が感染した場合適切な治療がされないと肺炎や心筋炎で死亡する場合もあります。人での症状は風邪に似ているので病院にかかる時は鳥を飼育している事を医師に告げておくと良いでしょう。クラミジアにはいくつかの種類がありその中には人の眼疾患や性病の原因となるクラミジア・トラコーマティス、鳥のオウム病の原因となるクラミジア・シッタシなどがあります。オウム病はオウムだけでなくハトや文鳥等の鳥類全般に見られるので飛べない野鳥を保護した場合も注意が必要です。感染鳥の症状は下痢が最も多く便に多量の病原体を排泄します。また、健康にみえても保菌者となって病原体を排泄する事があるので普段から衛生管理に注意して掃除をする事と、鳥が病気になったときはできるだけ早く病院に連れていく事が必要です。

2.鳥インフルエンザ

近年、野鳥から人に感染するインフルエンザが話題になっています。
野生の鳥に不用意に接触すると感染することがあります。
また、人の死亡例も報告されているので特に注意が必要です。
鶏・家禽類を飼育している場合は野鳥との接触が無いように管理して下さい。